IQが高い人ほど差別をしない！？IQが高い人の特徴

「IQとは」
IQとは知能指数を表す数値であり、平均が１００で、標準偏差は１５または１６である。


よく誤解があるが、IQは数学や図形認識などの能力に長けているというのは誤認であり、言語能力や知識、問題解決能力なども含まれる。





２０１６年科学ジャーナル誌Social　Problemsで「知能と差別についての関連性について研究が発表されたとアメリカJournalists Resourceが報じています。
この研究を行ったのはトロント大学の研究者ジェフェリー・ヴォトケ（Geoffrey Wodtke)氏。
この研究は１９７２年から２０１０年までの総合的社会調査のデータを元にしたもので、対象者は４４，８７３人のアメリカ在住の白人で、主に黒人に関してのアンケート調査を行ったものです。



・IQが高い人は差別をしない！！
今回の研究で分かったことは以下の４つになります。

（１）言語能力のテストでスコアが低かった人は黒人の知性や職業に大してネガティブな意見を持っており、「黒人は怠け者」という見方をしている。

（２）スコアが低かった人は、黒人と白人が結婚することや、隣人に黒人がいることに反対する人が多かった。

（３）白人は「人種差別優遇措置」よりも、黒人コミュニティにおける「住宅開放政策」や、ビジネスの「税制優遇措置」を訴える人が多かった。

（４）人種差別や人種隔離政策に対する意見は人により多少のズレがある。


一方でIQが高い人は黒人が差別を受けていることを少なからず認識しており、それらを是正するように、との意見を持っている。


・IQが低い子供は、大人になって人種差別やヘイストスピーチへ向かう！？
ヘイストスピーチが日本で注目されるようになってきたのは、東京や大阪などで、在日韓国・朝鮮人などにむけて「出ていけ」、「殺せ」などと連呼する活動が繰り返されたことが多きい。


またネット上などでもいわゆるネトウヨ（ネット右翼）と呼ばれる人々が、さらに過激で差別的、非人道的な言葉を乱発している。


オンタリオのブロック大学の心理学者であるGordon Hodson氏の研究チームによると知能指数（IQ)の低い子供は、偏見を持つ大人になる可能性が高いことが分かった。
また、知能指数が低い大人は、社会的に保守的な価値観に引き寄せられる傾向があり、そのような価値観が偏見へとつながるということを示した。





・IQが高い人の特徴
IQが高い人の特徴はざっくりというと

「直観力が鋭い、問題解決までのスピードが速い」
「物事を端的に捉えて、問題解決能力や危機管理能力が高い」

というような特徴を持っている。
非常に恵まれていて、羨ましいようであるが実際には悩みを抱えている人も多い。



・IQが高い人の悩み
IQの高い人は何事も要領がよく覚えるのも速いのですが、就職後などには職場の要領の悪さや、上司の説明などが不十分でイライラすることが多く、人間関係のトラブルを抱えることが多いそうです。


IQが高い人は確かに成功者も多いが、約５０％の子供は学業で成功しないともいわれている。


知能の発達が早熟であるため、授業が簡単でつまらないと感じたり、学校に適応できなかったりしやすいのである。

子供の頃に自分がIQが高いと自覚していないと、疎外感や自信喪失、自分の責任だと思いがちで、失敗へとつながる。


理解力や判断力に優れているIQの高い人たちだが、それに伴った苦労は子供にも大人にもあるようだ。

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